読んだもの

ある一人の友人を想定読者に書いていくブログ∧独学ノート。

『大学で何を学ぶか』(2023/11/12)

浅羽通明本人から古本で買った。四谷三丁目と新宿の間でときどき開業している古本どらねこ堂、超おすすめです。なんといっても店主がしっかりした物書きだからね。

なんどか途中まで読んで忘却することが多かったが、治験のついでに読み通した。240ページ弱、3-4時間程度。

企業にとって現在の大学は何のためにあるか。それは入り口での地頭の保証、そして出口での人脈の保証である。大学ではすごい人も含め、たくさんの人を見ることになり、人物のすごさの相場を知ることもできる。そして、(文系の)学生は中で思い切り遊ぶ。

多くの人はベルトコンベア的に就職まで人生を送る。それでよい。だが、ちょうどおれのように、なんとなくの流れから逸脱してしまう人はいる。いつか「なんとなく」の人生を外れてしまったとき、どう自分の人生を生きていくか。自分が何に対してどれだけ耐性をもつかから、自分の得意分野や努力できるポイントを見つけるのが一つの方法である。

2-30年前の本であり、時代を感じる部分もある。オザケンが若者カルチャー代表として出ている。だが、メッセージの縦軸は古びていない。

 

宿泊型の治験に来ている。読書が捗る代わりに間食がまったくできないのがかなり辛い。ガムでもいいから噛みたい気分だ。間食の代わりに水ばかり飲んでいるので、水中毒になってしまうかもしれない。出たら500mlの清涼飲料水のペットボトルを一気飲みしよう。

友人に通話で苦言を呈され、その場で絶交された。指弾されたことは大事ではないと思っていたが、心当たりはあった。ただ謝ることしかできず、対等な人間として何かしらの反論や事実確認を加えてやることができなかった。今からでも書面でそういったことをするべきだろうか。

 

ベースを指弾きすると右手人差し指と中指を酷使し、指先が固くなる。武道の達人の手はとても柔らかいというが、ベースの達人の指先も柔らかいのだろうか。

オリジナル曲にベースをつけるときは、一度頭の中でベースラインを思い浮かべたうえで、それを実際の肉体の運動に起こすという作業をしている。「透明に飛ぶ」歌メロパート、「迷子の兵隊」などはそれでうまくいっているが、今度の新曲1ではそれに失敗してしまい、今もただルート音を弾くだけになっている。質の悪いことに、今のベースラインに根本から不満があるのに、イメージされたベースラインは現在のものとほとんど変わらず、前向きに捉えたとしても漸進的な改良にすぎない。それなりに時間をかけているはずだが、自分の理想の芯を捉えられない。

そして、現在のおれはベースのメロディだけでなくリズムへの理解がとても甘い。ただ同じ音を弾くだけでも、何拍目に音を配置すればどんな効果があるのかをほとんど理解していない。訓練をしたいと思うが、どうすればよいかわかっていない。