読んだもの

ある一人の友人を想定読者に書いていくブログ∧独学ノート。

独学本オムニバス(2023/11/28)

ゆっくり電磁気学を進めている。カウンセラーさんの勧めで、毎週やる時間帯を決めて継続することになった。月火と動けなかったので、水曜日17:00-19:00となるか。または、水・金に図書館に来て2時間やる形か。

 

頭の動かし方を追体験し、体系的に知識をインプットするという目的で教科書の写経を始めたが、写経は時間がかかる。Texでの数式入力がどんどん上手くなっていくのを実感できるが、それでもゆっくりであることには変わりない。もっと効率の良い学び方を探したほうがよいだろうか。ヨビノリでノートとるとか。現在の、巨大なナマのかぼちゃをゆっくりかじっていくような勉強法は正しいのだが、少し焦りがある。独学に関する本をいくつか読むこととする。

  • 千葉雅也『勉強の哲学』勉強は専門分野のノリに入っていくことだが、深堀り(アイロニー)も横滑り(ユーモア)もきりがないので有限化しろ

    • 一度読んだので軽くで終わらせた。だいたい4章の内容。
      • 院に行くような高学歴の人間はだいたいダジャレが好きだが、多分それは言語を厳密に扱う学術の世界への適性を示しているのだろう。
  • 読書猿ほか『独学の教室』。

    • 英語教師のコラムによると、英語の習得自体がテクニックらしい。おれたちはもう赤ん坊でないから英語で英語への教育を受けても理解することはできない。文法→聴解→英作文→瞬間英作文を喋る、というように、技術として学んでステップアップしていくべきらしい。
    • 志村真幸の南方熊楠に関する寄稿が面白かった。図書館にこもる生活や写経の参考としてマルクスの伝記でも読もうかと思っていたが、南方熊楠孫文も同じように大英博物館でひたすらに本を書き写していた。また、南方熊楠は書き写して記憶することの天才だったらしく、日々書いた抜書帳は蔵がいっぱいになるほどで、その何ページに何がかいてあるかも把握していた。
  • 荒木優太編著『在野研究ビギナーズ : 勝手にはじめる研究生活』
    • 情報科学やら心理学の在野研究はなかった。理系分野は生物学(新種探し)のみだった。
    • 独学だけが本当の学習だとアシモフも言っているし、高校まで(あるいは大学も)のような組織としての学びではなく、単騎駆けを厭わないのが独学の特徴のようだ。
    • 山本哲士のインタビューが強烈だった。大学を否定して、自分で最高の教育機関を作ろうとしている。

      ja.wikipedia.org

自分の中のモチベーションで学ぶ、という意味では、やっと今大学のとば口に立てたのかもしれない。試験でいい点を取る技術、そしてある程度の基礎学力はしっかり高校まででインプットしている。進振りまでは試験でいい点を取る技術でうまくこなしていたが、後期課程に進学してからはそうもいかなくなってしまった。自分で学んで進んでいく人間になるために、1年も時間を余分に取ることになった。入学したときの同期はとっくに卒業している。それでも、ポルノ=即物的なコンテンツ・快楽に青年期を無駄にしきらず、踏みとどまれてよかったと思っている。

現在進めている電磁気学の独学は、特に何かに役立てようという気持ちがあるわけではない。自分のペースメイクと自信の創出が大きな2つ、それに大学生の教養としての物理の理解と数式への慣れが続く。情報科学の独学もしたいが、とっ散らからないように注意したい。

理系という思考様式への意識の変性も、やりたいことの一つかもしれない。

ChatGPTの本やらなにやら、やりたいことはどんどん増えていくが、時間は有限だし、体力と集中力はそれ以上に有限だ。時間を作るために午前中に家を出たりできるようにしよう。寝る前・起きたあとに家のPCやらで無駄に時間を使わないように。

 

バイトを始めなければ。単純に金がなくなったし、留年によって人間関係がまた崩壊するし、12月末にタイに行く話が出てきている。タイミーで良いから一つやるか。

 

日本で言う「平和」とアメリカで言う「Peace」の意味は違うのだろう。銃が出てくるかという違いもあるし、寿命に対する捉え方も異なるはずだ。

 

ガザにはまた爆弾が落ちる。今度は本当の無差別に。

 

物理学者は無理な使い方で数学を扱い、数学者は血相を変えてそれを追いかけているらしい。そんな使い方したら定理壊れちゃう、みたいな感じか。