読んだもの

ある一人の友人を想定読者に書いていくブログ∧独学ノート。

小山慶太『マンガおはなし物理学史』(2023/12/12)

通常マンガは記録しないが、講談社ブルーバックスでかなりテキスト量が多かったのでヘッドラインとする。

物理学史を概観するマンガ。ニュートンから始まる力学・ガルヴァーニの生体電気発見から始まる電磁気学を概観し、古典物理学が20世紀はじめのプランクによるエネルギー量子発見により限界を迎えて量子力学相対性理論が開拓されるまでを描く。最後は湯川の量子論・ガモフによるビッグバン仮説で終わる。

学習まんがは概観に適するが、あまり情報を印象に残すのには適していない。そのため、何かしらの形で残す必要がある。また、特に文系の学問で問題のありかを整理するとき、歴史を語り直すことが最初のステップになる。そのため、これから何かの分野に入門するときは、まず年表をまとめることとしたい。

 

国立大学法人法改悪反対運動を行っている友人に誘われ、参院文教委員会を傍聴した。生で蓮舫が人を詰めているところを初めて見た。広島出身の坂口議員が開口一番はだしのゲンの話を盛山大臣にしはじめたのが面白かった。船後議員はれいわの送りこんだ爆弾だ。友人とは合流できず、4時間アウェーを感じながら座っているのが辛くて質疑終了後に退席した。委員会採決は結局止まらなかった。

 

手も動かさずに独学の方法を調べている。このページで見つけた東京大学工学教程はかなり良いかもしれない。

視界がつねに号泣した後のようにぼやけている。これまで視力1.5の裸眼で通してきたが、長い引きこもり生活で焼きが回ったか。この生活の文書と報告による総括もいつかせねばなるまい。またこのブログを宛てた友人にお世話になるか。

出来事や思いつきを書くのなら、一文程度で終わらせずいくらか長く書くのが良さそうだ。そもそも、人に宛てた手紙でもあるものに対し、ちり紙のごとく書き捨てる運用をしてはいけない。全学で回ってきたイベント応募フォーム700字をなんの気なしに書いたら案外よい頭の体操になった。

 

作曲をしようと思いながらしていない。メトロノームから作るという方法を考えた。元ネタはSuiseiNoboAzbaseball song”だ。

おれにはくだらない歌詞をつけたくないという意識がある。感性を運用する作曲に自信を持てず、後回しにしようとする。だから詞先で考えようとして、失敗する。これまで作曲らしい作曲はほとんどしてこなかった。枚挙するなら、中学生のサマーキャンプ、高1のちょっとした打ち込み、2022年の失敗したガラクタどもだ。高1の音楽の授業では、自縄自縛の結果人前で即興で歌う羽目になったが、あれは忘れよう。振り返ってみると、作詞作曲の成功経験はないと言ってもよい。

今回の作詞作曲チャレンジの目的は、自分で悪くないと思えるワンコーラスを作り、成功経験とすることだ。成功経験をもって初めて、作詞作曲についてある程度の判断ができるようになる。その第一歩を極端に小さくするために、メトロノーム、弦楽器一本、歌一人と楽器を絞り、曲構成の各パーツの小節数も8と決めよう。コード進行は楽器を持って決めるか、または好きな曲から拝借する。コードを決め、伴奏のパターンを決め、その録音に合わせてメロディを歌い、歌詞を乗せる。それぞれ制限時間を20分程度としよう。そうして生まれた成果物を、納得できるまで推敲する。作業に飽きたら完成、何人かの友人に送ろう。

過剰な自意識を一度リセットし、手と口に任せてできたものを一度見てみよう。嫌に感じるならインプットの不足を疑おう。他者の奏でるメロディを自分で再演し、血肉としてもう一度臨もう。では、いつやるか。